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医療福祉相談

センター紹介

沿革

昭和17年5月5日
「整肢療護園」創設

当センターは日本で最初の肢体不自由児施設「整肢療護園」を発足の母体としています。「整肢療護園」は故高木憲次博士(東大名誉教授、整形外科)の大正時代からの熱意と努力により昭和17年5月に創設されました。

「療育」という言葉は今日では広く用いられていますが、これは障害児には、医療・教育・職能の賦与を三つの柱として生活すべての面にわたる総合的な指導が必要だとして高木先生が創られたものです。

その後第二次大戦中の東京大空襲により施設の大部分を失ったため、細々と療育の燈火をつなぎながら、高木憲次博士が国立肢体不自由児施設の設置を粘り強く要望しました。その結果、国は国費にて昭和26年10月に整肢療護園を開園して、日本肢体不自由児協会に運営を委託し、国立・民営といういわゆる「国のモデル施設」として設置され、運営が開始されました。

昭和42年
「むらさき愛育園」開設

昭和42年には、多様な肢体不自由児の中で最も弱い存在である重症心身障害児への国の施策として、保護者等の懸命な努力と関係者の助力を基に「重症心身障害児施設」が児童福祉法に定められ、5月に重症心身障害児施設「むらさき愛育園」が同じ敷地内に開設されました。

昭和55年
「心身障害児総合医療療育センター」と総称

昭和55年に至り、「心身障害児総合医療療育センター」と総称することとなりました。障害の重度化・多様化に即して総合的に対応するために、また広く開かれた医療・福祉サービス機関となる必要が生じてきたためです。昭和54年度の国家予算により外来療育部を新設し、整肢療護園・むらさき愛育園を統括してスタートしました。